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2015年9月15日火曜日

心の旅

9月14日 pm20:00

明日、大腸の内視鏡検査がありまして…朝の6時半過ぎには起きないといけません。どちらかと言えば普段は就寝時間に近い時刻です。

(T ^ T)

先日、恒例の半日ドックに行きまして、結果はまあまあオッケーだったので大腸検査は任意で受けるのですが、以前に初めて受けたのは8年前でした。

胃カメラも苦しいのですが、大腸カメラはその10倍くらい辛かったです。

前には良性の小さいポリープがあってその場で切除したのですが、終わってから「数年に一度くらい検査を受けて下さい」と言われておりました…が、あまりにキツかったので、嫌だ嫌だと思っている間に8年もの歳月が過ぎ去りました。

でも「個人経営やってるしなー」とか、「嫁もいるしなー」とか、諸々の葛藤の中、つい弾みで先月の半日ドックの問診中に「今年は久々に大腸検査受けます!」と言ってしまった。

…後悔している。

あぁ…もう明日だ。

今日の昼間、「明日の今頃は…」とグチグチ言っていたら嫁が”心の旅”を歌いながら通り過ぎて行った。

あぁ、汽車に乗って逃げ出したい。

https://youtu.be/JEyuwKqKjRI


2015年9月2日水曜日

宝石は他がために輝く?

先週の土曜日、ちょっと珍しいカクテルのご注文を受けました。

ビジュー(フランス語で宝石)という名前のカクテル。

上から順にジン、シャルトリューズ(130種のハーブを使って作られる修道院のリキュール)、スイートベルモット(別名イタリアンベルモット、ワインに薬草を浸透させた広義でのリキュール)を混ぜずに段重ねにした見た目の美しいカクテルです。



ただ残念ながら、そのお客様にはお断り致しました。と言うのは、このカクテルはアルコール度数がひときわ高く、しかも甘い。(ジンの部分は超辛口ですが)

そのお客様、アルコールには強いのですが、甘いのが全くダメだったもので…

この様に色を段重ねにしたカクテルをプースカフェスタイルというのですが、概ね共通するのは日本人の味覚とアルコールの耐性からすれば甘すぎ&強過ぎるので、有り体に言って”不味い”と感じる人が大半である、という残念な結果になります。

そういう訳で、プースカフェスタイルのカクテルのご注文を頂いた時は、そのお客様がよくその味を理解してご注文されているのかをお聞きしてから作ります。(そして大抵の場合、却下されます)

今回のお客様も”友達がよく飲んでいて綺麗だったから”という理由でした。

ところで、プースカフェスタイルのカクテルは色と色の境界線が綺麗に分かれてないと駄作になります。(写真は左手にグラスを持って持ち上げながら、右手のスマホで撮ったので揺れて境界線がボヤけて写っていますが、テーブルに静止して置いてあるとちゃんと綺麗に分かれています…と言い訳明記w)

ビジューカクテル、白はダイヤモンド、緑はエメラルド、赤はルビーを表していて、その名を成していますが、僕はそこにもう一つの意味が隠されていると思っています。

ジンはイギリス産

シャルトリューズはフランス産

スイートベルモットはイタリア産

幾つかの隣接する国々が互いの強く甘く熟成した文化を侵すことなく、共存共栄しながら美しく成り立つ、平和=ビジューなのだと。

さて、撮影用に作ったカクテル…いったい誰が飲むんだろ?


         ↓ 証拠写真 w