見上げれば東の空に月ひとつ
満月ならば愛でられように
三日月ならば見取られように
満に足らず 若きに戻れず
昇ってみたはいいものの
何処に落つるか思案六歩
彷徨うように歪みながら
十三夜の見限られた月ひとつ
SINCE 2004
京都の繁華街から外れた場所。
ジャズレコード、蓄音機、シーメンスのスピーカー、ビリヤード台、昭和歌謡、古書…シングルモルトをはじめとする蒸留酒とスタンダード・カクテル。
外の世界とは少しだけ時間の流れが違う場所。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧下さい
2014年3月13日木曜日
2014年1月30日木曜日
大文字山
冬の休日。
日頃の運動不足を解消すべく連れ合いに引っ張られて、五山の送り火で有名な大文字山にアタック。
まあ、登山といっても付近の人は普段からの散歩コースにするような山なので小一時間程を歩けば山頂につくのだけれど。(犬を連れる人も何人か見かけた)
山に行く前、遠足にはサクマドロップとかキャラメルが要るなと思っていたのだが、麓付近は銀閣寺という観光のメッカで軒並み土産屋さんしか見当たらない。
コンビニがない…
連れ合いは八ッ橋を買っていこうと言い出すが何か嫌だ。
そうしてる間にどんどん進んでいって土産物屋の通りも最後の一軒となる。
最後の店はシュークリーム屋さん・・・
連れ合いは山の登山口に進もうとするので仕方なく妥協。急遽、ドロップからシュークリームとなるが、ここで大きな誤算が。てっきり紙袋に入っていると思った2コのシュークリームは個別に口のあいた小さな銀紙で手にもって食べ歩きが出来る用のもの。
山に登るので手ブラで来たのに、右手に連れ合いの分のカスタードのシュークリーム、左手にクリームチーズのシュークリームを持ちながらの苦しい態勢での登山が始まった。
坂を登りながら両手にシュークリームを潰さないように持っているので、手を振って歩けない。これはかなりしんどいことが分かる。10分ぐらいが過ぎた頃、仕方ないので食べながら歩くことにしたのだが、これも思っていたよりかなり苦しい。息が出来ないし、喉も乾くし。
もう次からは山を登りながらシュークリームを食べるのはやめようと心に誓う。
あぁ、サクマドロップ…
そんなこんなで怠けて固くなった体に鞭打ちながら、ひーひー言いつつ何とか頂上にたどり着く。
400メートルとはいえ、京都盆地が一望できる眺めは壮観で気持ちがいい。
「あそこが御所や」とか「あそこは加茂川や」とかなんだかんだ言いながらも結構、盛り上がる。
さて、家に帰ってピザ生地を作り、リオハのワインで登頂成功の祝賀会をする。
日常ではないけれど、非日常というほどかけ離れてはいない、そんな休日。
日頃の運動不足を解消すべく連れ合いに引っ張られて、五山の送り火で有名な大文字山にアタック。
まあ、登山といっても付近の人は普段からの散歩コースにするような山なので小一時間程を歩けば山頂につくのだけれど。(犬を連れる人も何人か見かけた)
山に行く前、遠足にはサクマドロップとかキャラメルが要るなと思っていたのだが、麓付近は銀閣寺という観光のメッカで軒並み土産屋さんしか見当たらない。
コンビニがない…
連れ合いは八ッ橋を買っていこうと言い出すが何か嫌だ。
そうしてる間にどんどん進んでいって土産物屋の通りも最後の一軒となる。
最後の店はシュークリーム屋さん・・・
連れ合いは山の登山口に進もうとするので仕方なく妥協。急遽、ドロップからシュークリームとなるが、ここで大きな誤算が。てっきり紙袋に入っていると思った2コのシュークリームは個別に口のあいた小さな銀紙で手にもって食べ歩きが出来る用のもの。
山に登るので手ブラで来たのに、右手に連れ合いの分のカスタードのシュークリーム、左手にクリームチーズのシュークリームを持ちながらの苦しい態勢での登山が始まった。
坂を登りながら両手にシュークリームを潰さないように持っているので、手を振って歩けない。これはかなりしんどいことが分かる。10分ぐらいが過ぎた頃、仕方ないので食べながら歩くことにしたのだが、これも思っていたよりかなり苦しい。息が出来ないし、喉も乾くし。
もう次からは山を登りながらシュークリームを食べるのはやめようと心に誓う。
あぁ、サクマドロップ…
そんなこんなで怠けて固くなった体に鞭打ちながら、ひーひー言いつつ何とか頂上にたどり着く。
400メートルとはいえ、京都盆地が一望できる眺めは壮観で気持ちがいい。
「あそこが御所や」とか「あそこは加茂川や」とかなんだかんだ言いながらも結構、盛り上がる。
さて、家に帰ってピザ生地を作り、リオハのワインで登頂成功の祝賀会をする。
日常ではないけれど、非日常というほどかけ離れてはいない、そんな休日。
2013年7月19日金曜日
アトノマツリ
★終わっていない。
祇園祭、毎年17日の山鉾巡行が終わると祇園祭も終わったと思っている人が多いのですが、実はこれは『前祭』と呼ばれるもので、1週間後の24日に『後祭』というものがあるのはあまり知られてはいません。
昔は山鉾巡行も行われていたのですが現在は御神輿だけです。(来年から復活させるという話もあるようですが)
豪華絢爛な前祭に比べて、昔から後祭は地味で見応えが無かったようで、諺にいうところの『後の祭り』(時期を逸して用を成さないこと)はここから来ているようです。
*―――*―――*―――*―――*
ねえ、知ってるかい?
子供は放射能に被爆してハタチまで生きられないみたいだ。
両親はバクダンが落ちてきた夜から何処を探しても見つからないし。
絶望した老人は自ら首を括るのが流行りなんだって。
そういえば昨日、友達は赤紙がきて遠い国に人殺しに行ったよ。
でも武器を持つのが嫌だと言った弟は今、暗い檻の中に居るはずなんだ。
僕かい? ゴメンよ、これから君を撃つとこなんだ。だって君はムコウのクニの人だからね。
仕事、充実していますか? 順調なのに残念ですね、お国のためにならない仕事はもう許可が下りないよ。
そちらのあなたも忙しそうですね。ああ、増設ですか、原発の。
あなたの作品、好きだったな…楽しみにしてたのに。彼の絵も、彼女の写真も、あの人の彫刻も…でも全部、政府の決めた公序良俗に反するからね。
もし君が望むならギターもピアノも弾けるんだよ。ただし軍歌だけだけどね。
*―――*―――*―――*―――*
絵空事ですか? こんな世界はTVや漫画の中だけですか? いいえ、明後日が幕開けですよ。
好きなものを守るために何が出来ますか?
戦う方法を知っていますか?
考えるのは億劫、行動するのは面倒ですか?
誰かがどうにかしてくれますかね?
何もしないで数年後、こんな世の中が来たときに、あなたはどうしますか?
大声出して泣きますか? 嘆きますか? それとも喚きますか?
それを『後の祭り』と言います。
祇園祭、毎年17日の山鉾巡行が終わると祇園祭も終わったと思っている人が多いのですが、実はこれは『前祭』と呼ばれるもので、1週間後の24日に『後祭』というものがあるのはあまり知られてはいません。
昔は山鉾巡行も行われていたのですが現在は御神輿だけです。(来年から復活させるという話もあるようですが)
豪華絢爛な前祭に比べて、昔から後祭は地味で見応えが無かったようで、諺にいうところの『後の祭り』(時期を逸して用を成さないこと)はここから来ているようです。
*―――*―――*―――*―――*
ねえ、知ってるかい?
子供は放射能に被爆してハタチまで生きられないみたいだ。
両親はバクダンが落ちてきた夜から何処を探しても見つからないし。
絶望した老人は自ら首を括るのが流行りなんだって。
そういえば昨日、友達は赤紙がきて遠い国に人殺しに行ったよ。
でも武器を持つのが嫌だと言った弟は今、暗い檻の中に居るはずなんだ。
僕かい? ゴメンよ、これから君を撃つとこなんだ。だって君はムコウのクニの人だからね。
仕事、充実していますか? 順調なのに残念ですね、お国のためにならない仕事はもう許可が下りないよ。
そちらのあなたも忙しそうですね。ああ、増設ですか、原発の。
あなたの作品、好きだったな…楽しみにしてたのに。彼の絵も、彼女の写真も、あの人の彫刻も…でも全部、政府の決めた公序良俗に反するからね。
もし君が望むならギターもピアノも弾けるんだよ。ただし軍歌だけだけどね。
*―――*―――*―――*―――*
絵空事ですか? こんな世界はTVや漫画の中だけですか? いいえ、明後日が幕開けですよ。
好きなものを守るために何が出来ますか?
戦う方法を知っていますか?
考えるのは億劫、行動するのは面倒ですか?
誰かがどうにかしてくれますかね?
何もしないで数年後、こんな世の中が来たときに、あなたはどうしますか?
大声出して泣きますか? 嘆きますか? それとも喚きますか?
それを『後の祭り』と言います。
2013年7月17日水曜日
マツリゴト
山鉾巡行が終わりました。
昨日、月読は定休日なので宵山に行ってきました。祇園祭はスサノオの尊の力をもって疫病を振り払うためのお祭りですから、月読(の尊)とは兄弟なのです。
スサノオの尊の効力かどうかはともかく、現代は疫病が大流行することもなく、他の多くの祭りがそうであるように五穀豊穣の祈願もまた今日は満たされています。
たぶん今、祭の意味は『平和賛歌』。
本来、『祭事』と『政事』は語源が同じ『奉事』から来ていますが、現在の為政者の『政事』は平和賛歌ではなく、戦争、弾圧、利権といったものです。
祇園祭の格式が整ってからの長い歴史の間に2回だけ祇園祭が行われなかった事があります。
応仁の乱と第二次世界大戦。いずれの理由も戦争でした。
たとえ戦争がなくても、迷彩服を着て銃を構えた警備兵に抑えられながら観てまわる宵山や山鉾巡行、アリですか?
出来ることはひとつだけしかありません。
来年また、同じ音色の祇園囃子を聞くことが出来ることを願って…
昨日、月読は定休日なので宵山に行ってきました。祇園祭はスサノオの尊の力をもって疫病を振り払うためのお祭りですから、月読(の尊)とは兄弟なのです。
スサノオの尊の効力かどうかはともかく、現代は疫病が大流行することもなく、他の多くの祭りがそうであるように五穀豊穣の祈願もまた今日は満たされています。
たぶん今、祭の意味は『平和賛歌』。
本来、『祭事』と『政事』は語源が同じ『奉事』から来ていますが、現在の為政者の『政事』は平和賛歌ではなく、戦争、弾圧、利権といったものです。
祇園祭の格式が整ってからの長い歴史の間に2回だけ祇園祭が行われなかった事があります。
応仁の乱と第二次世界大戦。いずれの理由も戦争でした。
たとえ戦争がなくても、迷彩服を着て銃を構えた警備兵に抑えられながら観てまわる宵山や山鉾巡行、アリですか?
出来ることはひとつだけしかありません。
来年また、同じ音色の祇園囃子を聞くことが出来ることを願って…
2013年4月11日木曜日
青の桜
Bar月読の窓からは中学校の校庭が見えて、その手前の通りには桜の木が数本、植えられています。
この中学校は7,8年前に改名して建て替えられたので、月読よりも歴史は浅く、桜の木もその時に植えられたものだから当時はヒョロヒョロとした小さな木でした。
いつか、成長したらこの窓から花見が出来るな、と思っていたのですが、2年前くらいからやっとそれらしき事が出来るようになりました。
僕はけっこう大騒ぎも好きな方ですが(時と場合により)、花見の宴会というのは苦手で、静かに、穏やかに花を見ながら過ごすのが好きなので、この場所の花見はもってこいなのです。
とくにこの窓から見る桜は夕暮れ時、ほんの短い一瞬に息を呑むような色の変化を見せてくれます。
桜は自らの花以外に周りの景色も美しく染め付ける。
夜の帳が降りてきて、店内に”誰そ彼”時の青が染み込む。
昔、『永遠の1/2』という名の小説があったけれど、
花が散り、地面につくまでの、永く短い刹那な青。
普段、オリジナルのカクテルは滅多に作らないのですが、この景色を意識して作ったカクテル、『夜桜 ワインダイキリ』
『春暁』という桜の花(塩漬け)をあしらった有名なカクテルがあるのですが、アルコール度数が強すぎて一般の、とくに日本人には飲めない方が多いのです。
でもどうにかして桜の花の浮かぶ優しいカクテルを作りたかったので、元々ある『ロゼワイン ダイキリ』というラムをロゼワインに代えた初心者向けのカクテルがあるので、それをアレンジしました。
ロゼワインを白ワインに代え、シロップを生砂糖にして全体的に薄く琥珀を色付け、檸檬ジュース、仕上げにブルーキュラソーを一滴。
ほんのり甘く、桜の香がします。
校庭の桜が咲き、陽が落ちて夜が満ちるまでだけの限定カクテル
この中学校は7,8年前に改名して建て替えられたので、月読よりも歴史は浅く、桜の木もその時に植えられたものだから当時はヒョロヒョロとした小さな木でした。
いつか、成長したらこの窓から花見が出来るな、と思っていたのですが、2年前くらいからやっとそれらしき事が出来るようになりました。
僕はけっこう大騒ぎも好きな方ですが(時と場合により)、花見の宴会というのは苦手で、静かに、穏やかに花を見ながら過ごすのが好きなので、この場所の花見はもってこいなのです。
とくにこの窓から見る桜は夕暮れ時、ほんの短い一瞬に息を呑むような色の変化を見せてくれます。
桜は自らの花以外に周りの景色も美しく染め付ける。
夜の帳が降りてきて、店内に”誰そ彼”時の青が染み込む。
昔、『永遠の1/2』という名の小説があったけれど、
花が散り、地面につくまでの、永く短い刹那な青。
普段、オリジナルのカクテルは滅多に作らないのですが、この景色を意識して作ったカクテル、『夜桜 ワインダイキリ』
『春暁』という桜の花(塩漬け)をあしらった有名なカクテルがあるのですが、アルコール度数が強すぎて一般の、とくに日本人には飲めない方が多いのです。
でもどうにかして桜の花の浮かぶ優しいカクテルを作りたかったので、元々ある『ロゼワイン ダイキリ』というラムをロゼワインに代えた初心者向けのカクテルがあるので、それをアレンジしました。
ロゼワインを白ワインに代え、シロップを生砂糖にして全体的に薄く琥珀を色付け、檸檬ジュース、仕上げにブルーキュラソーを一滴。
ほんのり甘く、桜の香がします。
校庭の桜が咲き、陽が落ちて夜が満ちるまでだけの限定カクテル
2012年11月20日火曜日
紅葉
★更新がずいぶんとお久しぶりになってしまいました。
m(_ _)m
★休暇で愛媛に行っていたり、体調不良のためにしばらくネット関連はお休みにさせて頂いていたのですが、ボチボチと活動を復活させていこうかと思っております。
★さてノンビリしている間に季節は駆け足でやってきたみたいで、京都は例年よりも早く紅葉が始まっているようです。こうしてはいられないと定休日に思い立ってはみたものの、あまり奥深くの名所に行くには体力、気力共におぼつかず、「今回はこの辺で勘弁しといてやるか!」と心の中でつぶやいて、ちょっと地元人としてはベタすぎる紅葉スポットの銀閣寺→哲学の道→永観堂方面(拝観料をけちって通り過ぎただけ)というコースを選択して行ってきました。
★まあ、紅葉はまだこれからなので、他府県の方に京都紅葉観光の参考にでもしていただければ幸いです。
哲学の道を銀閣寺から南へ。
垣根には所々に山茶花も咲いていました。
紅葉だけでなく、他の植物の実も赤く。
南に行くほどに紅葉が多くなります。
紅葉の名所、永観堂です。さすがの貫禄!
平日(火曜日)でもこの人の多さです。週末に観光される方は覚悟が要りますよ。
永観堂は素通りするだけでも見事な紅葉を堪能出来ます。自宅から移動時間含めて4時間ほどの紅葉散歩でしたが、考えてみれば贅沢な時間ですね。
★京都の観光で桜と紅葉は有名ですが、こと紅葉に関して、近年は温暖化の影響で冷え込みがないので、12月初旬に茶色くなって枯れたように散っていくことも多いのです。今年は珍しくよく冷え込んだ京都の秋でしたから、綺麗な紅葉を観るには絶好の機会です。人混みを覚悟して(笑)、是非ともお越しください。あと数年たった時、もしかしたら京都で紅葉はもう観られなくなっているかもしれませんから・・・
★余談ですが京都の紅葉、冷え込まずに茶色く枯れた時でもTVは数年前の綺麗だった年の映像を流して「今年も京都の紅葉が色付きました~!!」なんて放送しているのでご注意ください。NHKでも”これ”をやります。メディア、信じるべからず、です。
2012年10月3日水曜日
鴨川の距離
★あまりに天気が良く、気持ちのいい風が吹いていたので散歩したくなり、夕食の買い物ついでに鴨川まで足を伸ばしました。
★以前、月読に立ち寄って下さったお客様で、世界中の都市を研究されている学者の方がいらっしゃいました。
★その方が言うには、都市には『近い距離』のものと『遠い距離』のものがあるそうで、概ね大都会や人口密度の高い都市は『近い距離』なのだそうです。人と人、人と建物、建物と建物の距離感のことです。精神的な距離ではなく物理的な話ですよ。
★田舎に行けば『遠い距離』の都市、というか町や村になるわけですね。
★でも京都という街は世界でも珍しく、その人口でありながら『中間的な距離』の都市なのだそうです。なんとなく・・・わかりますかね?
★京都市がそうである理由には、市の真ん中に広大な土地の御所があったり、鴨川の存在が大きく、とくに鴨川の両岸に人が座っている光景は典型的な『中間的距離感』だそうで、他の都会では殆んどみられない例だということです。
★1200年の街・・・人と人との付き合い方も近からず、遠からず、鴨川の幅くらいの距離を保つというのが長続きのコツなのでしょうか?
★以前、月読に立ち寄って下さったお客様で、世界中の都市を研究されている学者の方がいらっしゃいました。
★その方が言うには、都市には『近い距離』のものと『遠い距離』のものがあるそうで、概ね大都会や人口密度の高い都市は『近い距離』なのだそうです。人と人、人と建物、建物と建物の距離感のことです。精神的な距離ではなく物理的な話ですよ。
★田舎に行けば『遠い距離』の都市、というか町や村になるわけですね。
★でも京都という街は世界でも珍しく、その人口でありながら『中間的な距離』の都市なのだそうです。なんとなく・・・わかりますかね?
★京都市がそうである理由には、市の真ん中に広大な土地の御所があったり、鴨川の存在が大きく、とくに鴨川の両岸に人が座っている光景は典型的な『中間的距離感』だそうで、他の都会では殆んどみられない例だということです。
★1200年の街・・・人と人との付き合い方も近からず、遠からず、鴨川の幅くらいの距離を保つというのが長続きのコツなのでしょうか?
2012年8月17日金曜日
真夏の果実
★遅い昼食を食べ終えてのんびり庭を眺めているとき、隣でデザートの葡萄に夢中になっていた相方が唐突にいいました。
「葡萄は夏の果物やけど、なんか秋が来たって感じがするなあ」
★ん~、まあ確かに真夏の果実というよりは晩夏から初秋の果物って感じですかね?
★お盆のお供え物の印象が強いかな・・・。
★そういえば昨日は京都の夏の終わりの風物詩、五山の送り火でした。
★つまりこれから我が家的な葡萄の季節到来です。
★お酒で葡萄といえばワインかブランデーになりますが、その他のお酒の種類で例えば”葡萄のリキュール”とかはほとんど定番的なものはありません。なぜなんでしょうかね? あまりにワインの勢力が強いからでしょうか。
★そんな中でお薦めの葡萄のお酒があります。
- 常温で良し、冷やして良し
- アルコールに強い人にも爽やかで美味しく、弱い人でも甘くて美味しい
- 薄いレモンイエローで見た目も美しい
- これを飲んで「嫌いだ」といった人を私は知らない。(甘いのが苦手な人を除く)
- 純粋な果実の香りが口いっぱいに広がります。
- ワインと同じく何かで割る必要がなく、そのまま飲めます。
★数あるピノデシャラントの中でもBAR月読のレギュラーは『レイモン・ラニョー ピノデシャラント』という蒸留所(メーカー)の物を使っています。
★ピノデシャラントのいちばんの特徴は、同じ葡萄畑で造られた葡萄をもとにブランデーとグレープ・ジュースを製造、そしてその二つを合わせて樽熟成させます。このためアルコール度数が焼酎より低く、ワインよりも少し高いお酒が出来上がります。
★葡萄の香り、アルコール感、爽やかな甘さがとてもバランスの良い、フランスのコニャック地方の”地酒”です。原料は葡萄ですがピノデシャラントは”晩夏~初秋”の時期だけでなく、よく冷やして暑い夏に飲むのもかなり美味しくいただけます。
★私は仕事内容を思うときバーテンダーは『案内人』であり、BARは『紹介所』であることをもっとも重視しています。
★2,3週間まえのことです。まだ20代と思われる若いカップルのお客様が月読にいらっしゃいました。そのお二人にピノデシャラントをお薦めして飲んでいただきましたが、その後に頂いた台詞が嬉しかったですね。
「今までこのお酒を知らなかったのは人生において大きな損失でした」と。
★バーテンダー冥利に尽きる”真夏の果実”のような、とっても甘いお言葉です。(笑) こんなセリフなら”四六時中も”聞いていたいですけどね。
2012年8月9日木曜日
ダニーボーイに耳をふさいで
★毎年、京都の夏の催しとして”五条坂の陶器まつり”があります。以前はこの場所のすぐ近くに住んでいたので身近な行事だったのですが、引っ越してからは足が遠のいていました。今年はちょうど月読の定休日にあたったので初めて夜の時間帯に繰り出すことにしました。
★祇園祭の宵山など、祭りの夜店というものに興味がなくなったのはいつの頃だったでしょうか? 夜の陶器まつりはなんとなく『大人の夜店』という趣で楽しめました。
★さて、祭りで何が好きかといいますと、そこから帰るときのなんともいえない寂しさが好きなのです。俗にいう『祭りのあとの寂しさ』ですね。これは幼い子供の頃からそうでした。祭りの輪から離れて家路につく道すがら、祭囃子がだんだんと小さくなっていくあの感じです。
★大人になってあまり祭り(夜店)に行くことはなくなりましたが、ジャズのレコードをかけるとき、テナー・サックスの音を聞くと不思議に”祭のあとの寂しさ”や”遠ざかる祭囃子”を感じてしまいます。とくにそれが顕著なのはベン・ウェブスターの『ダニーボーイ』という曲がそうです。
彼の吹くダニーボーイは微かにベース音がしますが、ほぼサックスの音色だけでダニーボーイを奏でているので私の耳にはとても心地よく、大好きなジャズ・ナンバーのひとつです。
★”陶器まつり”の帰り道、当然”祭り”といえど祭囃子があるわけでなく、遠ざかる灯を目にしながら『ダニーボーイ』を思い出したのですが、今年はちょっとそれが耳に聞こえてくるのが嫌な気持ちになっていました。何故だか分かりません。思うに”祭りのあとの寂しさ”=”夏の終わり”で自分の年齢を省みて”若さへの未練”みたいなものが出てきたのかもしれません。(笑)
♫ 「・・・すがるように絡みつく ダニーボーイに耳をふさいで』 ♪
★10代の頃、よく聞いていた曲の歌詞にこんなフレーズがあったのを思い出し、久しぶりに聞いてみたくなりました。不思議ですが10代の頃に覚えた歌詞って絶対に忘れませんね。今では好きな曲のタイトルや歌手の名前すら覚えることすら出来なくなりました。
やっぱり若さか。
ああ、人生の夏が遠ざかってゆく・・・
★最後に『祭りのあと』(”人生の”ではありません、念のため)に似合うお酒をひとつご紹介します。
~吟香露~
純米大吟醸と純米吟醸酒の酒粕から造られた焼酎です。焼酎とは思えない吟醸香が素晴らしく、優雅だけれど消え入りそうな切なさを醸し出すお酒です。
★焼酎党だけでなく日本酒党にもお薦めの一本です。五山の送り火の後なんかにはいいと思いますよ。
★祇園祭の宵山など、祭りの夜店というものに興味がなくなったのはいつの頃だったでしょうか? 夜の陶器まつりはなんとなく『大人の夜店』という趣で楽しめました。
★さて、祭りで何が好きかといいますと、そこから帰るときのなんともいえない寂しさが好きなのです。俗にいう『祭りのあとの寂しさ』ですね。これは幼い子供の頃からそうでした。祭りの輪から離れて家路につく道すがら、祭囃子がだんだんと小さくなっていくあの感じです。
★大人になってあまり祭り(夜店)に行くことはなくなりましたが、ジャズのレコードをかけるとき、テナー・サックスの音を聞くと不思議に”祭のあとの寂しさ”や”遠ざかる祭囃子”を感じてしまいます。とくにそれが顕著なのはベン・ウェブスターの『ダニーボーイ』という曲がそうです。
彼の吹くダニーボーイは微かにベース音がしますが、ほぼサックスの音色だけでダニーボーイを奏でているので私の耳にはとても心地よく、大好きなジャズ・ナンバーのひとつです。
★”陶器まつり”の帰り道、当然”祭り”といえど祭囃子があるわけでなく、遠ざかる灯を目にしながら『ダニーボーイ』を思い出したのですが、今年はちょっとそれが耳に聞こえてくるのが嫌な気持ちになっていました。何故だか分かりません。思うに”祭りのあとの寂しさ”=”夏の終わり”で自分の年齢を省みて”若さへの未練”みたいなものが出てきたのかもしれません。(笑)
♫ 「・・・すがるように絡みつく ダニーボーイに耳をふさいで』 ♪
★10代の頃、よく聞いていた曲の歌詞にこんなフレーズがあったのを思い出し、久しぶりに聞いてみたくなりました。不思議ですが10代の頃に覚えた歌詞って絶対に忘れませんね。今では好きな曲のタイトルや歌手の名前すら覚えることすら出来なくなりました。
やっぱり若さか。
ああ、人生の夏が遠ざかってゆく・・・
★最後に『祭りのあと』(”人生の”ではありません、念のため)に似合うお酒をひとつご紹介します。
~吟香露~
純米大吟醸と純米吟醸酒の酒粕から造られた焼酎です。焼酎とは思えない吟醸香が素晴らしく、優雅だけれど消え入りそうな切なさを醸し出すお酒です。
★焼酎党だけでなく日本酒党にもお薦めの一本です。五山の送り火の後なんかにはいいと思いますよ。
2012年5月22日火曜日
代替の太陽
★京都、宇治に三室戸寺という大きな庭園をもつお寺があります。ここは”花の寺”と呼ばれ四季折々に”ツツジ”、”アジサイ”、”蓮”、”紅葉”と花を目当てに多くの観光客や地元の人が訪れます。
★写真は去年、三室戸寺にアジサイを見にいった時のものですが、上のお茶目な方はこの地が巳年生まれの人のパワースポットだから鎮座されているようです。
★かなり広い庭園に約1万本のアジサイが植えられています。
★でも他の地域では天気が悪く、せっかくの金環蝕を観ることができなかった方も多いのでしょうね。本当にお気の毒様です。
★金環蝕の代わりにはとても及びませんが、幾つかの小さな太陽を飾っておきます。
★アジサイ=紫陽花。漢字で表す方が好きです。
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