山鉾巡行が終わりました。
昨日、月読は定休日なので宵山に行ってきました。祇園祭はスサノオの尊の力をもって疫病を振り払うためのお祭りですから、月読(の尊)とは兄弟なのです。
スサノオの尊の効力かどうかはともかく、現代は疫病が大流行することもなく、他の多くの祭りがそうであるように五穀豊穣の祈願もまた今日は満たされています。
たぶん今、祭の意味は『平和賛歌』。
本来、『祭事』と『政事』は語源が同じ『奉事』から来ていますが、現在の為政者の『政事』は平和賛歌ではなく、戦争、弾圧、利権といったものです。
祇園祭の格式が整ってからの長い歴史の間に2回だけ祇園祭が行われなかった事があります。
応仁の乱と第二次世界大戦。いずれの理由も戦争でした。
たとえ戦争がなくても、迷彩服を着て銃を構えた警備兵に抑えられながら観てまわる宵山や山鉾巡行、アリですか?
出来ることはひとつだけしかありません。
来年また、同じ音色の祇園囃子を聞くことが出来ることを願って…
0 件のコメント:
コメントを投稿