たぶんモノを創るときは皆んながそうだと思うのですが、最初は期待と不安が入り混じった不確定な着地点を目指していて、それが途中の何処かで「これならイケる!」と確信を得る場所(時)があります。(…よね?)
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今回、このエントランスのデザインがぴたっとハマったとき、まさに自分の中で「よし! 大丈夫!!」と思えた瞬間でした。
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ペンダントライトは以前にご紹介した硝子作家の安土草多さん。
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そして絵は銅版画家の中村啓子さんの作品です。たぶん作家さん自身は三日月をモチーフとして描いてはいないのだと理解しています。でも安直な凡人の感性ではそう見えちゃうのですよね…三日月に。
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「青い月」って言葉は時々どこかで耳にしますが、その月は常に満月をさしている気がします。青い三日月っていうのは、なかなかイメージしませんね。
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ブルームーンというカクテルがあります。由来は薔薇の名前で、青い薔薇を造るのは不可能なことから「出来ない相談」という裏の意味を含んでいます。
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古いカクテルです。かつての意味はそうでした。でも人は「出来ない相談」=不可能にチャレンジし続けて、いまでは青い薔薇が存在します。
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あり得ない青い月、さらにあり得ない「青い三日月」をエントランスに。
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ペンダントライトの青い波紋と銅版画の青い三日月が綺麗にコラボしています。さて、このエントランスは「出来ない相談が可能になる扉」と、なり得るでしょうか?
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