ジンフィズ。
このカクテル、僕は作るのも飲むのも大好きな飲み物のひとつなのだけど、最近では注文を受けることは少なくなった。
ただし作るにあたっては、けっこう手間のかかるカクテルではある。
今夜、bar月読は珍しく忙しかった。”いつ来ても空いている”が売りの寂れたバーの木曜日の夜なのに…
ジンフィズが四つ出た。
月読、始まって以来の一夜にして4杯のジンフィズだ。
と、同時にモヒートが3つにソルティドッグにジントニックにブラッディシーザー2つにカルアミルクが4つ。あとシャルトリューズトニック3つに…ええっと、あと何だっけ?
途中でお一人様がもう2人を迎えに行ったから乾杯に合わすには…えーっと、彼女の注文は何だったかな?
それはまだ作っては温くなるのでダメだし、後回し…ああ、ミントが足りない‼︎
とにかく木曜日の夜だからヒマだろうと余裕こいて過ごしていたら北島三郎が5人くらい入って来て一斉に祭を輪唱で歌い出したような、そんな夜になった。
昔ならこういうシュチュエーションは大好きで、頭で考える前に身体がパッパッと反応してスムーズに仕事がこなせたのに、今はもうダメだね、頭も身体もモタモタして全然ついて行かない。
「悲しいけどコレ、年齢なんだよね…」
衰えは隠しきれない、衰戦士…(575)
あ、歳がいってもひとつだけは発達してるな、”口”とか”言い訳”とか?
…全然ダメじゃん。
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