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2013年7月6日土曜日

スコットランドからの謎かけ

今年5月中頃、Bar月読の営業中に宅急便が届いた。
たまに通販で酒を注文することがあるだけれど今回その覚えはない。ただ配達員の人が抱えてきた荷物はボトル一本くらいの大きさに相違なく、差出人の名前を見る前から少しばかりの予感はしていた。

受け取りのサインを済ませ、差出人の名前を見る…が、名前はなく、恐らくは酒であるだろうと思われるその小包を送った東京の某酒販会社の名前が書かれている。
この会社ということは、やっぱり…

さらに遡ること5月3日(金曜日)
月読のご近所で料理屋を営んでいる友人より営業中に電話がかかる。
こちらに二人組みのお客様を紹介していただけるらしい。

ただ、ちょっと心配だったのはその内の一人がウイスキーのボトラーズブランドのマネージング・ディレクターだということ。それでもって、「ウイスキーが飲める(食後酒として)バーはこの辺にあるか?」ということらしいのです。



ちょっとだけ『ボトラーズブランド』の説明をしますと、シングルモルト・スコッチウイスキーの蒸留所は自分の所で造ったウイスキーにはその銘柄に蒸留所の名前をつけます。例えばマッカラン蒸留所で造られて瓶詰めされたウイスキーは『マッカラン』という名前のシングルモルトウイスキーとして売られます。グレンリベット蒸留所のウイスキーは『グレンリベット』というウイスキー名です。(稀に例外あり)
これらの蒸留所が自分で造り、自分で熟成させ、自分で瓶詰めしたものをシングルモルトの世界では『オフィシャル』とか『オフィシャルもの』という風にいいます。

ところが『ボトラーズ・ブランド』というのは蒸留所を持たず、例えばマッカラン蒸留所から出来上がったウイスキーを買い付けてきて、独自の樽や熟成方法で仕上げて瓶詰め、販売する業者の総称です。
もし僕が『月読ボトラーズ』という会社を立ち上げて、グレンリベット蒸留所から樽を買ってきたとしましょう。でもそのままではオフィシャルと同じなので売れません。何故なら消費者だって中身が”同じもの”ならそれを造った本家の蒸留所のものが良いというのが心情でしょう?(値段の違いはさておき)
そこでボトラーズは工夫する訳です。オフィシャルが使っていない樽で風味付けをするとか、原酒のまま加水せずに売るとか、あとは着色しない(オフィシャルのものは殆ど着色されます)、オリを取るために普通はフィルターをかけるのですが、それをせずに原酒そのままの味を出す…といったように。
そうして例えば『月読ボトラーズ グレンリベット 15年 大吟醸カスク 無着色 ノンチルフィルター』というような銘柄が完成し、オフィシャルの味を既に経験したファンの興味をひくのですね。

こういった訳でシングルモルトの世界ではオフィシャルのものよりも、ボトラーズものの方がよりマニアックな世界を形成するのも事実なのです。





さて、話は戻ります。
ボトラーズのマネージング・ディレクターが観光の道すがらとはいえ、来店されるのは一大事です。月読の品揃えにそれがあるといいのですが、もしないと――――。
果たして、それは危惧した通りなかったのです…

その人は最初、少しがっかりしたような表情を見せましたが、気を取り直して「関西には少ないケド、東京にはとても沢山取り扱ってくれている大きな酒屋があるんだよ」と言っていました。

そしてかなり長い時間、いろいろ話をさせてもらっている中で(もう一人のお連れの方に通訳をしてもらいながら)、「あなたの会社はどんな蒸留所の原酒を扱っているのですか?」と僕の質問に対し、「いや、蒸留所(元の酒)は問題ではない、大事なのはどんな樽を使って仕上げるかだ!!」と一点張りの答え。
ん―――、ボトラーズブランドの方だからそういう答えになるのは判らなくないけど、消費者にとってみたら、幾つかある商品の中から使われてる樽と原酒(蒸留所)の味をヒントにその味を想像して選ぶのに、蒸留所がわからなければ選べないじゃないか?…と思っても言えない。いや、言いたかったのだけれど語学力のなさと、通訳をしてくれているお連れの方に少し疲れが見えていたので遠慮しました。

その他にも幾つかボトラーズの樽についての質問をした(通訳してもらった)のですが、元来、日常英会話もままならないのにこちらの真意がちゃんと伝わっているのかどうかは不明です。

それでも、お連れの方が言うにはこんなに彼がBarでお酒の話や自分の会社のことを饒舌に話すのは見たことがないということなので、まあ半分くらいしか通じてなくても、愉快に過ごして頂いているのなら良かった、と一安心。

さて、彼は月読に来る前にもうすでに日本酒を何杯か飲んでいて、ここに着てからはアイリッシュ・ウイスキーを飲んでいました。このアイリッシュの銘柄と彼の名前がリンクするからだというのが理由だったけれど、おそらくは自社ブランドのボトルがなかったので、敢えてスコッチを避けてのことだったと思われます…(ゴメンナサイ)

そしてその1杯目のグラスが空になって次の注文をするとき、彼はとても不思議なことを訪ねてきました。

僕の立っている後ろには棚があって、売り物のボトルが並んでいます。そのうちの1本を指さして「そのウイスキーはピーティーかい?」(個性的な強い香がするかい?という意味です)と。

彼が指さしたボトルはオフィシャルブランドの『カリラ12年』でした。
何が不思議か、というとこのカリラというモルトは数あるウイスキーの中でもかなりの個性派で強くクセのある香りがすることで有名です。しかも数多く市場に出回っているので珍しいものでは決してないのです。

つまりその道の専門家にとってカリラがピーティーであることは明白で、日本人が納豆の臭いを(敢えて“匂い”とは書かない(笑))知っているのと同じくらい当たり前の事実なのです。


さあ、ここでこの意表を突いた質問に僕は頭をフル回転させてその真意を考えます。たぶん1,2秒の間に目まぐるしく。

まずもう少し時間を稼ぐ。

「えっ?  …これ(カリラ)のことですか? 隣のものではなくて…」

「そうだ。そのボトルだよ」と彼が言う。

僕は光速で考える…
えっ、えっ? 何だ? 彼がカリラを知らない筈ないやろ… 
何か意味があるはず…
日本人のバーテンダーはカリラを知らんと思ってるのか?
いや、違う。“僕が”カリラを理解しているか確かめてるのか?
いや…まあ、それは有りうるか…
でもしかし、自分の店の棚にあって売り物にしているボトルの味を知らん訳ないやろ?

と、こんな考えを頭の中で瞬時に巡らせながら…
あっ、と閃く。
解った!! 危ない、危ない…

僕はカリラのボトルを棚から取り出し、
「ええ、もちろんカリラはとてもピーティーですよ」と答える。
ただし、グラスに注ぐ時はそのボトル、中身があと2杯分くらいしか残っていないカリラを棚に戻し、奥のストックから新しいボトルのカリラを手にして、少し笑いながら彼の顔を見る。

彼はその新しいボトルを見て「フフン!」と鼻を鳴らしたように思う。

ようするに彼は棚にあった残り少ない量のカリラを見て(ボトルの中に空気の割合が多くなったウイスキーは劣化が早く、早く飲みきらないと、どんどん香りが弱くなってゆくのです。とくにカリラのような個性的でクセのあるものはその傾向が顕著)、「そのボトルは大丈夫か? 残り少ないまま、長く時間が経ってないか? 本当にまだピーティーなままかい? もし君がピーティーだと答えて、飲んでみて香りが抜けていたら失格だよ」ということだったと思われるのです。
…あくまでも想像ですけどね。


そんなこんなでカリラを彼に注ぎ、暫く時間が経ってから、また彼が僕に質問をしてきました。

「君のいちばん最初にインパクトを受けたシングルモルトの銘柄はなんだい?」

(通訳してもらって答える)
「僕が初めてウイスキーを飲んだ頃はまだシングルモルトは日本では珍しく、殆ど見かけなかった。だからバランタイン(ブレンデッド・ウイスキー)とかになるのかなぁ…?」

後から考えると、この時、僕は彼の質問の意図を正しく理解していなかったのだろうと思われます。

彼は少し困ったような顔をしたように見えた。
(この時、すでに彼は自社ブランドのシングルモルト・ウイスキーをプレゼントしてくれるつもりでいて、僕の好きな蒸留所のウイスキーを知りたかったのでしょう)

僕が的確な答えを言えないままだったので、彼はボトルが並んでいる棚からヒントを自分で探そうと考え体勢を変えた時、肘がカリラのグラスに当たって溢れてしまいました。

そこで僕は新しいグラスを彼の前に用意して、カリラの代わりにアランのマネージャーズ・チョイスというシングルモルトを注ぎました。
「これは溢れたカリラの代わりで店のサービスですよ。ああ、このアラン・マネージャーズ・チョイス(普及品のアランではなく、限定品の特別仕様のアラン)は一番最初に感動したものではないけど、ここ数年内では別格に美味しいと思ったモルトですね…」

これを聞いたとき、彼は子供のようにいたずらっぽい笑顔をしながら、なにやら隣のお連れの方とヒソヒソ話。時折、チラッとこっちを見てはまたヒソヒソ。



―――――そして時間が過ぎ、お会計。

「あなたの会社のボトルがなくて申し訳なかったです。ここをあなた達に紹介してくれた料理屋の主人は僕の友達なので、気を利かしてここを勧めてくれたのですが、近くに大きな規模の有名なバーが他に幾つかあるので、そこに行っていたならきっとあなたのブランド・ボトルが置いてあったに違いないのですが…」

僕がこう言うと彼はこう返しました。

「それは違う。この店は小さいかもしれないけれど、私のカンパニーも小さいのだ。小さいからこそ、創意工夫があり、大手にはない楽しみがあるのだよ。事実、私はここに来てとても楽しかった」と。




さて、後日―――――。
彼から贈られてきた包を開けると小さなメッセージカードと共に、『ロックランザ』というシングルモルトが1本。もちろん彼のボトラーズ・ブランドの品です。

営業中でお客様が居たのにも関わらず、思わず声をだして笑いそうになりました。
何故ならメッセージカードには走り書きで「サンクス」の意しか書かれてはいなかったのですが、贈られてきたボトルそのものにメッセージがあったからです。

「君にこのボトルの意味が解るかい?」と。

シングルモルトは樽に入れて長い年月を寝かします。
稀にその間、蒸留所の実質は同じままでも、名前が変わることがあるのです。前記で説明したとおり、シングルモルトは蒸留所の名前と同じですから、蒸留所の名前が変わるとそのモルトの名前も変わります。

――――― ロックランザ。

それは十数年前の蒸留所の名前です。

現在、その蒸留所の名は――――― 『アラン』

「Yes! 君のお気に入りの蒸留所だよ」

彼のいたずらっぽい顔が見えた気がした。

2013年6月28日金曜日

2013 6/30 の特別営業日について

★数日前に当ブログでもご案内させて頂いた6月30日(日曜)の特別営業日について、今回は手染メ屋さんのイベントでも使っていただける関係上、月読に初めて来てくださる方も少なくありません。

それと手染メ屋店主の青木さんと長丁場を会話でやり取りするという大雑把な企画上(ホントに大丈夫か?!)、大方の話題は引き出しの多い青木さんにお任せ…というか丸投げするとして、お酒に関してはあらかじめ話のネタになりやすそうなものを幾つかピックアップしておこうかと思います。

ただ、これから挙げるものは少々マニアックなものになりますが、当日は普段と同じ営業体制、メニューで行いますので、とくにこれらのお酒の話題にこだわらなくても大丈夫です。

一応、Bar月読(の店主)はこんなメニューを好んで置いています、ということのご紹介です。もし興味がお有りでしたら青木さんと一緒に酒の肴にしていただければ幸いです。


えー、あと、ご紹介するメニューに当店ではカッコイイ名前のオリジナルカクテルなんかがあるわけではありません。

水割りとかハイボールとかジントニックとか、いたって普通です。なのでそのまま載せると、ちょっとしょぼくてガッカリした感じになってしまいます…

そこで思い切って『究極の』とか『至高の』とかゴージャスな形容をしたいと思うのですが、世界基準ではありません。国内基準でもありません。エリアは富小路通り内、押小路から御池通りの間限定での『究極の~』です。そこは宜しくご了承下さいませ。(そのエリアに他にBarはない。つまりは当店比較です!)




☆『発想の転換で作るちょびっとだけ究極なシングルモルトの水割り』


もともと水割りというのはウイスキーに最も大切な香りを無くしてしまう作り方です。とくに香りの個性を楽しむジングルモルトでは初めから”美味しくなくなる”と分かっていて作るカクテルの一種なのです。その弱点を如何にして克服するか?という水割りです。




☆『ウイスキーの銘柄を選択してそれぞれ違う香りを楽しむ、フルーツの薫るハイボール2種』


ハイボールは銘柄を選ぶことで香りの違いを明確に楽しめます。
今回はとくにビタースイートな柑橘系の香りがする銘柄とメロンやスイカなどの瓜系フルーツの香りがする銘柄を2種、ピックアップして楽しんでいただきたいと思います。



☆『究極のジンジャーエールで作るいくつかのカクテル』


これは正真正銘、究極のジンジャエールです。
アメリカ産、オーガニックのジンジャエールで生姜、砂糖、水だけで作られています。香料が一切使われておらず、そのため柑橘系果汁との相性も抜群です。
ジンバック、モスコミュール、シャンディーガフなどの他、軽いアルコールのカクテルも美味しく作れますし、もちろんソフトドリンクとしてもお飲み頂けます。




☆『オツマミとの相性を楽しむ至高のラム』


沖縄は伊江島産のラム、サンタマリア。ラムの生産は中南米やカリブ諸島がメッカながら、ホワイトラムにおいてこれ以上の美味しい銘柄を知りません。
カクテルにしてももちろん美味しいのですが、とくに今回はオーガニックの黒糖胡桃とのマリアージュ(二者ともサトウキビが原料)をストレートかロックで楽しんで頂くのを推します。
もっとも強くて飲めない方にはカクテルにしてご提供させて頂きます。




☆『幻のウイスキーを飲んでみませんか?』


かつてサントリーがまだ山崎などのモルトウイスキーに力を入れていなかった頃、「ザ(ジ)・ウイスキー」と名付けられたブレンデッドウイスキーがありました。
陶器ボトルに入った当時の最高級品であったのですが、もう既に終賣となっており、現役バーテンダーでさえ飲む機会は殆んどないであろうというウイスキーです。
飲みやすさ、まろやかさを徹底的に追求した幻のウイスキー、飲んでみませんか?
無くなり次第、終了ですが、当日に限り原価以下の1000円でご提供致します。





☆『究極のカシスと力強いオレンジ』


フランス産のオーガニック・カシスです。手づみされた無農薬のカシスをワイン(普通はホワイトリカー)に漬けて作られた、古来よりの製法で作られたカシスです。

これでカシス・オレンジを作りたいのですが、問題はオレンジの品種です。一般には海外産の”オレンジ”が使われるのですが、実はこの輸入オレンジ、その個性自体が元々そうであるのと同時に、大量生産で農薬漬けで作られているので味が脆弱です。これは家庭でも果汁を絞ってもらうとよくわかるのですが、甘味はあっても酸味やアクはなく、果汁も少ないです。何よりジュースにして飲んでみてもまったく美味しくはありません。
オレンジのカクテルに使う品種は日本の夏みかんの系統がもっとも美味しく作ることができる品種だと思います。実際に飲んでみると果汁が多く、リキュールや蒸留酒に負けない酸味がしっかり備わっているのがよくわかります。
(当日、いい柑橘が手に入ればメニューに加えますが、無い場合がありますのでご了承下さい。)
甘いのが苦手な方やもっと強いアルコールが欲しい方にはジンやウオッカを使ってオレンジブラッサムやスクリュードライバーなどをご提供致します。




☆『本物のトニックで作るジントニック』


元々トニックウオーターはキナの皮から抽出されるキニーネがマラリアに効果があることが判明して、熱病対策に作られた飲み物ですが、残念なことに日本においてはこのキニーネが禁止薬物としてトニックウオーターには使われておりません。代わりに人工的なキナ・フレーバーが使われています。ところが近年、日本でもキナ入りのトニックウオーターが発売されました。『フィーバー・ツリー』というトニックウオーターがそれです。

これを使って作るジントニックはやはり味が少し違います。夏には暑気払いの効能もあるので是非一度、お試しください。

詳しくは以前のブログ記事「ジントニックは危険な香り」を参照下さい。






もう少しご紹介したいお酒もまだまだあるのですが、”前振り”としてはこの辺で。

では当日、宜しくお願い致します。

2013年6月27日木曜日

曇のち晴れ

★新聞を取りに玄関のドアを開け表へ出る。
 本日、雨は降ってないけどドンヨリした曇り空。

梅雨…降ってもらわないと困るのだけどやっぱり晴れの日がいいなあと、ぼんやり思う。とくに店を開ける日は。でも寝る時の雨音は結構好きで、重苦しい曇り空がいちばん嫌かな。

そんなことを考えながら新聞を持って再び家の中に入り、ドアを閉める。
 ドアの逆方向、玄関の内窓に外の景色の植物の色が反射して出来上がる青梅のように輝く色を見つける…曇空の光線具合にだけ現れる淡い色。

曇りの日もたまにはいいかな。梅雨だしね。


2013年6月26日水曜日

梅酒

★今年も梅酒と黒梅酢を仕込みました。

梅酒に関してはこれまでにありとあらゆる酒で試してみましたが、ズブロッカというフレーバード・ウオッカ(香草がすでに漬け込まれています)で漬けるのが最高です!!
 ほんのり桜餅の香りがするズブロッカに甘酸っぱい梅の香が相まって実に美味。

ズブロッカの他には紹興酒、シェリーのアモンティリャード、カルバドスなどがお勧めです。


蛇足ながら…
 梅酒を長期に渡って寝かせる時、最低でも2年以内に漬けている梅の実を取り出さないと、種(仁)に含まれている毒の一種みたいなものが染み出てきて苦く不味くなっていきます。
 もし、もっと長く梅の実を入れて置きたかったり、濁り梅酒を作りたければ、1,2年寝かした後、一旦梅の実を取り出し、種を取って再び戻すといいです。

最近、この梅の実取り出し作業を忘れていて、7年もののカルバドス(リンゴのブランデー)梅酒をダメにしてしまいました…

2013年6月24日月曜日

特別営業のお知らせ

★Bar月読 特別営業のお知らせ

今月末、6月30日(日曜日) 16時~24時 にBar月読にてチャリティー営業を行います。普段、定休日に行なっている売上金を震災などの義援金にするのと趣旨は同じですが、今回は通常営業日の日曜日に行います。

というのは、今回、京都御所南という同じエリアで手染メ屋という天然染料を使って美しい色を作り出している染工房の店主、青木正明さんが御自身の店で定期的に行なっているイベントを”月読で飲む会”的なものにして、ご協力いただけることになったので平日よりは…ということです。

ただ、営業形態としては普段のBar月読とまったく同じです。いつも通りのメニューでお飲み頂いて、その売上を義援金にまわさせて頂くというものです。

あと、もう一人。御所南で、うまいもんや いっしょう という料理屋を営んでいる大将 清水 学さんから当日、料理を少し提供して頂けることになっています。

この日は”いっしょう”で行われる日本酒の会のイベントと被るのにも関わらず、提供を自から申し出てくれた”人のいい”大将です。






*―――*―――*―――*―――*

今回の寄付先のご紹介

福島・原発事故。放射能汚染により、他の土地へ移住する方々も多くいる一方、様々な理由からその地に踏み止まらざるを得ない方達も多くいらっしゃいます。
 ただ、せめて夏休みだけでも子供たちを放射能汚染から離れた土地へ疎開させたいという父母の願いが多くあることから、各都道府県で福島の子供たちを集めてキャンプや合宿などのボランティアが行われています。
 そういった活動を京都でもされているところがゴー!ゴー! ワクワク キャンプさんです。


今回は時期的にもちょうどいいタイミングなので、微力ではありますがこちらに寄付させていただくことになりました。

お時間がございましたらご協力の程、宜しくお願い致します。

2013年6月16日日曜日

THE HANGED MAN

★とくにこれといった理由もなくブログ、フェイスブックなどから遠ざかっていました。ほんの少しだけ忙しかったこともあるのですけども。

で、その間に何をやっていたかというと愛媛の友人に会いに行ったり、買ったままで読んでなかったミステリーを読んだり。


その中の一冊がこれです。
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ第6話

事故によって四肢を動かすことが出来なくなった主人公のライムが天才的な科学鑑識力によって知能犯を追い詰めていくという、”安楽椅子探偵”ものの王道ミステリー。

この『12番目のカード』はタロットカードの”つられた男”に暗示される犯罪の謎解きと140年前の犯罪を科学的に立証できるかというふたつのプロット。

非常に興味をそそられるあらすじなのに、何故か途中で読むのを止めたままにしてありました。

最後まで読んでみて納得。

本の購入費、読書に費やす時間と労力、それらに見合った面白さではあるのだけれど、他のシリーズの面白さからすると数段落ちる内容。

う~ん、期待が大きい分、シリーズが進むとこういうこともあるか…
(及第点は充分あって面白いのですがね)

それにしてもやはり小説は最初の数頁で勝負が決まってしまうということですね。





2013年6月10日月曜日

臨時休業 営業時間変更のお知らせ



 Bar月読は明日11日・火曜(定休日)と明後日12日・水曜を連休とさせて頂き、本日は24時閉店、13日・木曜は21時からの開店と変則営業とさせて頂きます。

 ご面倒ですがご了承の程、宜しくお願い致します。