☆スコットランドの南西にキンタイアという、細長く小さな半島があります。
昔、このキンタイア半島はウイスキー造りのメッカで、キャンベルタウン・モルトと総称され、全盛期には30もの蒸留所が稼働していました。
ところがアメリカの禁酒法時代、アメリカに近かった地の利を活かして、キャンベルタウンは粗悪なウイスキーを売り続け、一儲けします。
やがて禁酒法が撤廃されるとこの地域のウイスキーは見向きもされなくなります。現在、残っている蒸留所はわずかに2つ。
目先の利益に惑わされず、麦から自家生産にこだわり品質を守り続けてきた蒸留所だけが残りました。
粗悪なものは淘汰され、真当なものが評価される、そんな世の中であって欲しいものです。
”春の丘陵”という名前のシングルモルト・ウイスキー
『スプリング・バンク』
春の訪れを感じる季節にお勧めです。
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