★アルコールを一切受け付けないお客様もたまにいらっしゃいます。それは”お付き合い”であったり、飲めなくても”BARでの時間や雰囲気が好きだから”という理由だったり、様々ですが。
★私はそういった人にこそ、せっかくBARに来ていただいたのだから、お酒を楽しんでほしいと思っています。そしてそれはBAR月読の開店時からの重要なコンセプトのひとつです。
★たとえばノンアルコール・カクテルを楽しむという方法もありますが、あくまでもそれはお酒ではなく、ジュースの類です。BAR月読では”お酒”を楽しんでもらいたいと思っています。
★写真上は”シャルトリューズ・ベール”というハーブのリキュールです。フランスの修道院で代々伝承される薬用酒で、130種類ものハーブが使われています。
★写真上はシャルトリューズの原酒(みたいなもの)でエリクシール・ヴェジタルといいます。貴重な薬草酒で飲めば不老長寿になると言われています。
★71%もあるエリクシールはお酒として”飲む”には実践的ではありません。香りがとてもいいので、水に1,2滴落として楽しむのがいいでしょう。
★さて多少、アルコールに免疫がある人はエリクシールを数滴落とした水を飲んでいただいても構いませんが、アルコールがまったくダメな人も、その不老長寿の香りを楽しんでいただきたいと思います。お酒の楽しみは味だけではなく、香も重要な楽しみ方のひとつなのですから。とくにハーブが好きな方にはお薦めです。
★水に数滴落とすだけなので、BAR月読ではチェイサー(水)としてお出ししています。つまり無料です。(他に何かソフト・ドリンクのご注文は頂きますが)
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★写真上は洋梨で造られた”ブランデーの”ポワール・ウィリアムス”です。ビンの中に洋梨の実が丸ごと入っています。こういった”変わり者ボトル”を見て楽しむというのもひとつの方法ですが、もう少し突っ込んで楽しみましょう!
★P・ウィリアムスはブランデーなので度数が高いのはもちろん、通常のブランデーと違い、樽熟成されてないので辛口です。焼酎やウオッカを想像してもらって差支えありません。
★ではそんなブランデーをどうやって”飲めない人”が楽しむのでしょうか? 答えはやはり”香”にあります。P・ウィリアムスの香は芳醇な洋梨のとてもいい匂いがします。これをジンジャーエールと一緒に飲むのです。★といっても、混ぜる訳ではありませんよ! 洋梨の香を匂って、その後、別のグラスのジンジャーエールを飲むのです。
★写真上のようにジンジャーエールをウイスキーを飲むようにショット・グラスにいれて飲めば雰囲気は高まります。そして小さめのワイン・グラスにほんの少し、P・ウィリアムスを注ぎ、繰り返し飲めば芳香な洋梨の匂いに幻惑されて、あたかもジンジャーエールがリキュールのように感じてしまいます。(香が立つ程度のP・ウィリアムスはジンジャーエールのご注文があればサービスでお出しいたします)
★お酒は”味わう”ことや”酔う”ことだけが楽しみではありません。”香”はとても大切で、お酒の楽しみの半分を占めるといっても言い過ぎではないでしょう。
★たとえ飲めなくても、お酒を楽しむことをあきらめないでほしいと思います。飲めない人でもBAR月読では少なくとも”半分”だけはお酒の楽しみを提供いたします。
★ところでP・ウィリアムスのボトルの中に入っている洋梨の実、どうやってボトルに入れたか分かりますか? こんな話題もまた、BARで飲まずに楽しむひとつなのです。
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