★人の記憶。それは誰かと共感、共有できてはじめて成り立つものなのだと最近よく実感します。それができなければ記憶はただの記録、データでしかないのだと。
★たとえば自分の結婚式に50人の知人友人が来てくれていた事実(記録)があったとしても、もしその人たちが何処にもいなくなって、話をすることが出来なくなったとすれば、それは自分の『結婚式』という記憶をシェアしてくれる人がいないことを意味します。
★これから先、たとえどんなに素晴らしい人々に出会い、仲良くなる機会が多くあったとしても、その人たちに自分の過去の出来事を話して理解してもらうことはできても、その記憶を共有しあうことは絶対にできないのです。当たり前のことですが。
★自分の大事な記憶をシェアしてくれる人を『失う』ということは、自分の中の記憶をなくすことと同じ。生きていくことの寂しさ、『人生の孤独』という大きな荷物は自分の記憶が少しずつただの記録に変わっていくことなのだと。
★人の一生という、あっという間に終わってしまう短い時間を共有してくれる人たちをもっと大切にしなくては。そんなことを考えながら”懐かしき時代”、アーリータイムズを好んで飲んでいた人を思う・・・
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