★真夜中12時少し前。常連のお客様がいらっしゃいました。もうすでに、かなり”出来上がって”いらっしゃるご様子。★私が「だいぶん飲んでこられたようですね(笑)」と聞くと、「いっぱい!」とお客様。★取り敢えずコップに水を入れて差し出すと、一口飲まれて別のもう一人のお客様と一言ふたこと会話をされ、その後すぐにカウンターにうつ伏して轟沈。
(^。^;)
★こんなに酔ってまで、わざわざ自宅と逆方向の月読まで来ていただけるのはありがたいことです。
m(_ _)m
★その後、もうひと方は帰られ、やがて閉店時間のAM 1:00。★カウンターでお休み中のお客様はさすっても起きる気配が一向にありません。こういうことはたまにあります。ではどうしましょうか? 最終手段を使うだけです。それは『起きるまで待つ』、これしかありません。(笑)★酔って眠った場合、無理矢理起こされると気分が悪くなってしまうことが多々あります。なので待つしかないのですが、カウンターで寝ているとバランスが悪いので寝心地がよくありません。そうすると、どこかしら体が辛くなって目が覚めるのは思っているより早いものです。とはいえ今日はちょっと手ごわそうですが。
(;´∀`)
★待っている間、出来る仕事はすべて終わり、もう一度眠っているお客様の耳元で「〇〇さーん、大丈夫ですかーー」と、小さく聞いてみました。応えはなく、心地よい重低音のイビキ・サウンドが聞こえるだけです。★今日、早い時間に女性のお客様と井上陽水氏の話題が出たことを思い出したので、「夢の中へー♪ 夢の中へー♫ 行ってみたいと思いませんかー♪」と耳元で歌ってはみたものの、やはり応えはなし・・・よく考えてみれば”もうすでに夢の世界に行っている人”に「行ってみたいと思いませんか?」と問いかけても意味ないですからね。
(ノ∀`)
★待っている間、何をして過ごそうかと思い店内をキョロキョロ見回すと、書棚にある宮沢賢治氏の著書”銀河鉄道の夜”を確認。★この題材はいつかブログで取り上げたいと思っていたので、いい機会だから読み直してみることにしました。★で、1時間半くらいかけ改めてじっくり読んでみたのですが、お酒に結びつけるのは難しそうです。もしできるとすれば星巡りの格シーン別にそれをイメージするカクテルやリキュールなんかを選ぶことくらいでしょうが、それもなんだか安直すぎる気がします。”銀河鉄道の夜”の件は能力及ばず、ひとまず保留とういことに決定。
★気がつけばいつの間にやら3時過ぎ。カウンターの方でゴソゴソ音がしだしました。どうやらジョバンニが銀河鉄道から降りて現実の世界へ戻ってきたようです。(笑)
★京都は今、ケンタウル祭ならぬ祇園祭の始まりです。くれぐれも”川”に落ちないように気をつけてお帰りください。
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