★京都”市”に住んでいることで感じる最も大きな不満は近くに海がないということで、それは子供心にとっては決定的なダメージです。
★それでも久美浜に田舎があったことは幸いで、毎年夏になると10日程は泊まりに行って海水浴を楽しむことができました。
★そこでは祖母が畑をつくっていたのでトウモロコシをもいで土間で焼いて食べたり、五右衛門風呂を焚くのに蒔きを割って火を焼べたりする生活でした。今思うとそれはとても豊かで贅沢な経験だったのですね。
★さて、今回の本題は田舎暮らしではありません。実は子供の頃、車で久美浜に向かうときに楽しみなことが海以外にもうひとつありました。
★それは何かといいますと、道中の川沿いの道に『コロンボ』という喫茶店がありまして、いつもそこで途中休憩をとるのですが、そのときクリーム・ソーダを飲むことができるのです。それが海水浴と同じくらいにとても楽しみだったのです。
★私が幼少の頃はまだファミレスなんてなかった時代ですから、クリーム・ソーダは喫茶店にでも入らないとなかなか飲めるものではなかったのです。コーラでもなくファンタでもなくキリンレモンでもない、普通には売っていないメロン・ソーダ。(笑) それにアイスクリームがのっている! まさに夢の飲み物じゃないですか!?
★コロンボを演じたピーターフォークの写真が壁に何枚も飾ってあった『喫茶・コロンボ』はもうすでに閉店してありません。大人になった今では久美浜に海水浴にいくこともなくなりました。それでも彼岸やお盆などで墓参りに久美浜へいくと思い出すのです。子供でありながら『お手伝い』という名目で合法的に火遊びができてワクワクしていた五右衛門風呂の湯沸しと、もう喫茶店に入っても注文することはないであろうクリーム・ソーダの味を。
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★BAR月読ではランダムではありますが季節を問わず、アイスクリーム・カクテルのご用意をしているときがあります。
★基本的には良いお酒さえ使えば、どんな種類のものでもアイスクリームにかけて食べると美味しいものなのですが、ここでご紹介するのは『アルコールが弱い人でも楽しめる』、『奇抜ではなく飽きのこないもの』を条件に選んでみました。
《チョコレート・アイスとオーガニック・フランボアーズ・リキュール~》
★チョコとベリー系の定番かつ好相性な組み合わせです。アイスクリームの濃厚さに負けないようにリキュールはこだわりの天然無添加フランボアーズを使用。
《レーズンとバニラ・アイス、デザート・シェリーソース》
★バニラアイスに干し葡萄を散らして、濃厚なデザート・タイプの甘口シェリーをカラメル・ソース風に。シェリーの原材料が葡萄ですから風味も干し葡萄とピッタリです。
《夜のクリーム・ソーダ》
★メロン・フィズを作ってアイスクリームをトッピング。味はクリームソーダとそっくりです。近年、メロン・フィズのレシピはやや大人思考でジンを加えることが多いのですが、ここではクラシック・レシピのまま作りました。
★アイスクリーム・カクテル 常に月読にアイスクリームをご用意しているわけではありませんが、持参されればいつでもご要望にお応えいたしますよ。
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