SINCE 2004
京都の繁華街から外れた場所。
ジャズレコード、蓄音機、シーメンスのスピーカー、ビリヤード台、昭和歌謡、古書…シングルモルトをはじめとする蒸留酒とスタンダード・カクテル。
外の世界とは少しだけ時間の流れが違う場所。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧下さい
2012年7月10日火曜日
タマゴ、売切れです。
★つい最近、当ブログでチョコレートのリキュールを使ったカクテルを紹介させてもらいました。そのレシピで使っていた”目玉焼き”の形にデザインされていた卵のリキュールが切れたので、いつもの酒屋さんに仕入れに行ったところ、”終賣”(生産終了)とのことです・・・
★形やデザインが可愛いので、カウンターの後ろの棚(バック・カウンターといいます)に飾っていると、よくお客様から「あれ、なんですか?」と質問を受けました。会話の取っ掛りになってよかったのですが、無くなってしまうとは残念です。思えば空瓶も人気があって、よく使い切ったときに欲しいとおっしゃるお客様に差し上げて喜ばれました。用途はドレッシングを入れる人が多かったですね。
★この卵のリキュールは普通の瓶に詰められたものもあって、総称をアドヴォカートといいます。アドヴォカートはオランダのお酒で(目玉焼きボトルのものは例外的にドイツ産です)、”弁護士”を意味するそうです。これは飲むと弁舌が滑らかになって、よく話ができるようになるという理由からです。
★いつだったか、オランダ語を話せるお客様とこの話題になったとき、アドヴォカートは別の意味もあって、それはスラングで”詐欺師”という意味になるらしいです。なるほど、どちらも”口”が勝負の世界ですね。私が仕事中にこのアドヴォカートを飲むことはありませんでしたが、棚に置いているだけでお客様との会話を滑らかにしてくれたので、確かに効果があったのかもしれません。
★その功労者の『目玉焼きボトル』にもうすぐ頼れなくなてしまう訳ですが、実は終賣の知らせを聞いてから、いくつかの酒屋さんをまわって3個だけ入手してきました。これだけあれば使い切ってしまう前に販売が再開されるのではないかと密かに期待しています。
★個性的でお客様にも人気のあるボトルだし、無くなってほしくないなあ。
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