SINCE 2004
京都の繁華街から外れた場所。
ジャズレコード、蓄音機、シーメンスのスピーカー、ビリヤード台、昭和歌謡、古書…シングルモルトをはじめとする蒸留酒とスタンダード・カクテル。
外の世界とは少しだけ時間の流れが違う場所。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧下さい
2012年8月10日金曜日
青空、ひとりきり
★だいたい私は飛行機に乗るのは好きではないし、友人の家に遊びに行ってもそこがマンションの5階以上ならもう落ち着かない。部屋にたどり着くまでの廊下は壁がいつ崩れるかが心配なので、けっして寄り掛かったりはしないのです。
★そんな訳でバンジー・ジャンプやスカイ・ダイビングなんて正気の沙汰ではありません。
★ところが視界のいい場所や砂浜で寝そべって、晴れた空を見渡すと”空の上に向かって落ちていく”ような感覚にとらわれます。
★これは大丈夫。
★背中にある大地の感触が安心感を与えてくれるので、バーチャルなスカイダイビングを楽しむことが出来るのです。
★この間、たまたまそんな風に”空に登っていくスカイダイビング”をしていると思い出したカクテルがあります。
★名前はそのまま『スカイダイビング』。
~ スカイダイビング ~
ラムをベースにライムとブルー・キュラソーをシェイクしたカクテルです。
★私が初めてBARなるところでアルバイトをしたのは、もうかれこれ25年以上前です。まだバブル経済の名残が少しはあったので京都の街の賑わいは今とは雲泥の差でした。
★あの頃、京都の繁華街である木屋町通りは週末になると走れないくらいの人波で溢れかえっていたのに、今はもう見る影もありません。
★カクテル・スカイダイビングもあの当時は割とよく注文があったのですが、最近はすっかり見かけなくなったカクテルのひとつです。
★新しく出版されているカクテル・ブックのレシピにも掲載されているのを見たことがないので、なんとなく時代と共に廃れていった感のある淋しいカクテルのひとつですね。
★空に落ちていくような、登っていくような、寝転がったままのスカイダイビングでも、果てしなく広いところにポツンとひとりでいると、少し淋しく感じてしまいます。
★まどろんで空に落ちそうになったとき、涼しい一陣の風が吹いて背中の大地の感覚が蘇ります。
★風の中から「上を向いて歩こうよ・・・」と、空に消えていった人の歌が聞こえた気がしました。あの事故がおこったのは1985年。私がBARで仕事をする1年前のことです。
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