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2014年4月1日火曜日

桜のカクテル

カクテルを作るとき、桜の季節には是非とも使いたい副材料は”桜の花びら”の塩漬けです。

それを使った最も有名なカクテルのひとつがおそらく”春暁”というカクテルですが、ウオッカ、日本酒を使うために大変アルコール度数の強いものになってしまいます。なんとかアルコール弱者(笑)にも優しく飲みやすい、尚且つカクテルグラスを使ったショートタイプの桜入りカクテルは出来ないものか。

そこで考えたのが、バーテンダーなら一度は必ず読むであろうバーテンダーズマニュアルという本に載っているカクテル。


 この本、BARの基礎知識がずらっと網羅されているのですが、巻末に幾つかのスタンダードカクテルのレシピが紹介されています。その中に不思議なカクテルがひとつ。

今まで何冊かのカクテルブックを読んだけど、知る限りここでしか見たことのないカクテル。それがロゼワインダイキリです。

通常のダイキリは有名ですが、そのベースになるラムを飲みやすいロゼワインに取り替えたものです。色も勿論、白色から薄いピンクになります。

いつもこのバーテンダーズマニュアルを読み返す時、このカクテルはバーテンダー側からの勧めがない限り、お客様の方からのご注文はきっと生涯きくことはないだろうなあ、と思っていました。

で、今回の命題に当てはまるカクテルはこれだな‼︎ と、なった訳です。アルコールを飲み慣れてる人にとっては、一気飲み出来るくらいの低アルコールなカクテルですが、ダイキリのレシピにロゼワインを使うアイデアはとても秀逸だと思います。このまま埋れさせるには勿体無い気がするので、せめて春だけでもスポットライトを当ててやろうとBAR月読ではキャンペーン実施中です。(笑)

桜を入れたカクテルを作るとき、概ね咲いた桜のイメージですが、ロゼワインダイキリに桜を落とすと、水面に映った桜並木の中に散った桜の花びらが流れていくような感じでとても気に入っています。