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2013年7月26日金曜日

酒は大人のミルクです。

本日、Bar月読の営業中にフェイスブックでつながっているお客様から真顔でこんなことを言われました。

「フェイスブックに”あの手の”記事をあんなに載せて大丈夫? お客さん、減りませんか?」と。

ご心配、ありがとうございます。…大丈夫じゃないかも(笑)

ただ月読を開店してからもうすぐ9年。
 その間、”あの手の”話をFBやブログでしても決定的なダメージは受けないように店を築いてきたつもりですし、もしそれでダメになるようでしたら僕の負けなのでしょう。

その時は店を…閉めませんよ。また一からやり直すだけです。

そもそも僕はイデオロギーについて話したい訳ではないし、特定の政党を批判している訳でもないのです。

 ただ現・与党の党首の方針が”人として間違っている”と思うだけで。

 そしてそれは無視できるものではなく、自分や家族や友人、それからもしかしたらこれから出会うかもしれない誰かの生命に関わることなので。

実際、先のお客様から心配していただいた通り、本来、バーテンダーはこういった事に対して自分の意見を明確にはしません。例えお客様から直接、尋ねられたとしてもです。

 でも今、メディアがまったく信用できないじゃないですか。国営放送でさえ原発と関わっていて。
 メディアが知っていることを公表しないのは”何もしてない”ではなく”悪質な嘘つき”だと思っています。

 そしてそのことに対して、僕はもの凄く嫌悪感があるので、もし自分がお客様が減るからといって口を噤んでいては、スポンサーの威光を恐れて事実を黙殺しているメディアとたいして変わりないように思えるのです。

月読は9年前からそういう店だったし、これからもそういうスタンスです。(もちろん店では言いませんよ。その代わり”書く”分には読んだ人が「月読には行かない」という選択ができますから)



『デュカスタン・ファーザーズ・ボトル』という哺乳瓶の形をしたブランデーがあります。

フランス、時の首相が国民に向って「酒を飲まずに家に帰ってミルクでも飲んでなさい」と言ったことに対する皮肉と反抗から「酒は大人のミルクだ!!」と作られたボトルです。

”酒を飲むな”というのは”オトナになるな、従順なコドモでいなさい”という暗喩があります。

フランス国民はその時、見事なユーモアで『NO』を示しました。

翻って今の日本。

「知恵をつけるな、コドモでいなさい」と、安っぽい砂糖で甘く味付けられたアベノ・ミルクを飲まされて。

そんなことで喜んでいてホントにいいの?

扉の向こうで高級ブランデーを飲みながらほくそ笑んでいる奴らが確かにいるのに。

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