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2013年1月28日月曜日

『おいしい』の仕組みを考える Ⅰ

☆美味しさの定義(前)

Barでのオーダーとかメニューとか、あとは・・・そう、カクテルブックとかその他諸々のお酒に関する本など。
一見するとごく普通でも、よく見るとちょっと不思議で興味深い幾つかの疑問があります。

その疑問というのは本を読んでも、ネットで検索しても答えは出てきません。どうもこれは自分で考えるしかなさそうだと思い、以前からそれをブログでまとめてみたいと考えていました。つまり今回、ここで書いていく内容は”正しい”かどうか分かりません。(笑) ただ個人的にはとても興味深いことであり、でも、もしかしたらとても馬鹿馬鹿しい話なのかもしれませんが・・・
(-_-;)

もしお時間がありましたら与太話にお付き合いください。

さて、その幾つかの疑問なのですが、その詳細は後に個別に挙げて行こうと思っていますが、どうもその疑問を解く鍵は”美味しさってなんだろう?”ということをまず定義付けしないといけないことに気がつきました。よって今回は前説としてそのことを取り決めたいと思います。



★技術とか”腕前”のことではなく、”好み”とも違う『おいしさ』の定義


例えばよく流行っている2軒のラーメン屋さんがあるとしますね。

一軒はアッサリ味の『来来軒』

もう一軒はこってりスープの『豚骨亭』

Aさんは来来軒が美味しいと言い、Bさんは豚骨亭が好きだと言います。
これは”好み”の話であって”美味しさ”の話ではありませんよね。
(ー_ー)!!

では100人集めて来来軒と豚骨亭の2軒を食べ比べてアンケートを取るとします。
その結果、来来軒が65票、豚骨亭が35票になりました。
よって来来軒が”美味しい”かというと、そういうことでもありません。これはあくまでも2軒の間の多数決勝負です。ある狭い条件下での”どちらがより好まれるか”という比較でしかありません。
Y(>_<、)Y

今度は調理人を考えます。アンケート勝負に勝った来来軒の調理人、周さん(仮称)。彼は長年かかって編み出した秘密のスパイスを混ぜ合わせ、2週間煮込んだ必殺のスープを使ってラーメンを作ります。これが”美味しさ”なのでしょうか?

いいえ、ここで使いたい”美味しさ”とは違います。これは職人のキャリアやテクニックの話であって”誰が”とか、”どんな方法(技術)”でということではないのです。
(・へ・)


来来軒と豚骨亭は数あるラーメン店の中で長年多くの人の支持を集めてきました。つまり2軒とも”美味しい”のです。人により好みはあるでしょうし、両店の技術や使用する食材は違うでしょうけど、それでも多くの人に支持されるということは両方共に美味しいのです。まずこれが大前提です。
ヽ(*´∀`)ノ

では、作る人が違って、使う食材も違う、調理方法も違う。なのに両方とも”美味しい”ラーメンが出来るということは、つまり食材が”ある条件を満たし、ある状態になっていれば”、それが『美味しいこと』、といえるはずです。


☆今回はお酒ではなくラーメンの話になってしまいましたが、次回も美味しさの定義の続きで、今度も酒ではなく鮭の話になりそうです・・・
(#゚Д゚)y-~~





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