幸運の蹄鉄

★たまらなく蒸暑い京都の梅雨。本日は不快指数が最高潮でした。月読のドアを開けて入ってくるお客様も開口一番、「今日は蒸すなぁ～」が合い言葉のようです。

★そんな中、ご常連の男性がカウンターに座るなり、「テキーラを！」とご注文。この方、いつもはスコッチかバーボンウイスキーがお好きで、テキーラを月読でオーダーされるのは確か初めてのはずです。

★私が一瞬、戸惑った顔をしたのが分かったのでしょうか、そのお客様は「京都の蒸暑い夜はテキーラ！」と一言。

★久々に聞くかっこいいセリフ！　不快な湿度を吹き飛ばすような素敵なオーダーでした。こんな時に使うテキーラの銘柄は”エラドゥーラ”です。テキーラの原料であるアガベ・テキラーナを１００％使用して造られた上質のテキーラで、名前の意味は”蹄鉄”。

★このテキーラを飲みながらボトルを眺めるお客様。ラベルが蹄鉄の模様になっているのに気づき、「幸運のシンボルか・・・」と一言、ポツリ。この方、博学なのです。

★まさにその通り。蹄鉄は持っている人に幸運を運ぶお守りのようなジンクスがあるのですが、エラドゥーラのネーミングもそれが由来なのでしょう。

★さて、こんな夜はやっぱり幸運が重なってやってくるものなのです！

★女性二人のお客様は一年前に月読の紹介記事が載った雑誌を読んで、わざわざ兵庫県と奈良県から来てくださいました。（遠いところから雨降りの日にありがとうございました。）

★白血球に異常があると健診で分かったお客様。ずっと不安そうでしたが、再検査の結果、まったく異常なしとの報告に来ていただきました。（安心しました。ホントに良かったです。）

★最近、休日に路上ライブを始めて、その後、必ず月読にギターを抱えて来ていただくお客様からは”蓬莱の豚饅”を差し入れに貰いました。（夜食～♪　ごちそうさまです。）

★久しぶりにお見えになった新婚サンのご夫婦。始終、楽しそうに話されていましたが、近所の”旨いもの情報”を教えていただきました。（・・・ごちそうさまです。）

★そして本日最後のお客様。男女お二人とも月読の常連様ですが、このお二人の組み合わせは初対面です。今日、偶然一緒の時間にいらっしゃいました。

★しばらく私を含めて３人で歓談した後、その男性のお客様が明日行く友人主催のパーティーに、この女性のお客様の”子供の頃からの憧れの人”が来ていることが分かったのです。
（プライベートなことなので詳しくお伝えできないのが残念ですが、こうして端折って書くと何か味気なく簡単なことのように思えてしまいます。でも実際は凄い偶然なのです。）

★もちろん、この女性のお客様は明日のパーティーにご一緒することが決定しました。あとは当日、楽しく過ごされることを願うばかりです。次に月読にきていただいたとき、エラドゥーラで乾杯したいと思っています。