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2012年9月26日水曜日

黄金郷への旅

★『エルドラド』という言葉をご存知でしょうか? 大航海時代、スペイン人がその伝説を信じて南米はアンデス地方に探し求めた黄金の国です。(実際は探検という名の”侵略”であったことの是非をここでは問わないことにします) 

★黄金郷への旅。大海原を渡り、未知の大陸にたどり着き、野を越え山を越え川を下る。壮大な自然の中で異文化や動植物と出会う。それはどんなに胸躍るワクワクしたシーンだったでしょうか。

★今日、少しだけそんな疑似体験をしてきました。

 
★画家・梅原龍さんの 個展が大阪、天満橋のマニフェストギャラリーで開催されています。
 


★個展のタイトルは『南国の月光』。

★梅原龍さん自身が旅人であり、常に作品や個展のテーマに”旅”のエッセンスを深く色付けていることも理由なのでしょうが、今回はこじんまりとしたギャラリー・スペースだったのにもかかわらず、広大な大陸を冒険しているような錯覚を楽しめる作品群です。


★実は龍さんから作品の写真を撮るように勧めて頂いたのですが、これから観る人の楽しみを半減させてしまうのは残念なので控えさせて頂きました。

★作品は作家である龍さん本人が旅の途中で見つけてきた奇想天外な素材であったり、あるいは各国の伝統的な紙材を使って創られています。そうして完成された世界観はかつてのスペイン人が「黄金郷への旅で出会ったシーンはこんな風景ではなかったか?!」と観覧者に夢みさせてくれます。


★よく『センスがある』とか『センスがいいね』といった言葉が使われますが、実際にそれは目に見えない不確実なものです。でも梅原龍さんの作品を観ていると、「ああ、”センスがある”とはこういう事なんだなあ」と有無を言わさずに納得させられてしまいます。

★それから、もちろん作品も素晴らしいのですが作家である梅原龍さんの話を聞くのも楽しみのひとつです。サービス精神が旺盛で、どんな場面でも人生を楽しんでいる方だなあと思います。ただし、絵を描く、詩を書く、料理を作る、酒を愉しむ、楽器が弾ける、更に会話も楽しい・・・男にとってはあまり身近にいて欲しくはない存在ですねえ。(笑)

★さて最後にお酒の紹介です。遠い異国、それも南国に旅した気分になったときは、はやりラムでしょう。軽いものよりは少し熟成したコクのあるタイプがいいですね。

エルドラド (15年) が今日の旅にはぴったりです。



~ 御案内 ~

梅原龍 作品展 『南国の月光』

マニフェスト・ギャラリー

2012 9/24(月) ~ 10/2 (火)
12:00-19:00 休廊日 9/30

540-0021
大阪市中央区大手通り1-1-1
GALLERY & TEA ROOM THE14thMOON
TEL/FAX
06-6943-5892(14thMOON

http://www.14thmoon.com/blog/m/manifesto.cgi




*個展観覧後の感想、印象は私の個人的なもので、作家である梅原龍さんの言葉ではないことをご了承ください。

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